2018
9
Jan

ひとりごとフリーランス

運動不足解消で通っているAmazon倉庫の仕事について熱く語ってみます

こんにちは、T.K.Works / フリーランス音楽クリエイターの上村(@j_k_vincent@tkworks1996)です。

 

フリーランスの方って運動不足に悩まされたりしませんか???
僕は社会人時代は通勤なども含めて1日1万歩くらいは歩いていたんですが、
フリーで在宅になってから1日500歩いくか行かないか、くらいになりました。

 

気分転換にたまに散歩に出かけたりはしますが、
それでも歩く距離はたかが知れています。

 

じゃあジムにでも通おうかとも考えたんでですが、
仕事が忙しくなって1回でも行かなくなると途端に足が遠のく気がして、、、、

 

厳密にその職業だけで食べていくというよりは、
個人事業で音楽以外の仕事もこなしメリハリをつけた生活をしたいな、と考えていたので
IT関連の繋がりは今でも残しているのですが、僕が提供できる時間はせいぜい週2日。
そうなってくるとかなり仕事も限定されるし、単発でこなせるような仕事は自分の提供できる範囲では難しいんですよね。

 

それで色々と考えて、何か無心で黙々やれる仕事。
音楽の創作活動に影響を与えないものの方が望ましいな、
という観点で仕事を探し、Amazon倉庫のピッキングの仕事を見つけました。

 

今回はそのAmazon仕事について書ける範囲で書きたいと思います。

 

Amazon倉庫の仕事は巷ではブラックなイメージが強そう

僕がAmazonに通い始めたのは昨年の5月中旬くらいですかね。

 

Amazonは年に数回大売り出しのイベントを行なっていて、
昨年の6月にAmazonプライムデーがあるのを見越して人材を大量採用を始めていて
ちょうどその求人に引っかかりました。と言ってもAmazonは四六時中募集してます。

 

で、仕事の内容をあらかじめ調べようと思ったんですが、
なかなか内部の仕事内容を把握できる情報が見つけられなかったんですよね。
出てくるのは、監獄のような環境でひたすら疲弊する仕事、みたいな感じです

 

基本的には倉庫内で指示された商品を取ってくる(ピッキング)の作業が主であり、
そんなに難しい仕事でもないんじゃないかな、と思ったんですが良いことを言われていない。
そこはすごく疑問がありました。

 

世界的な大企業であるAmazonの仕事のはずなのに能動的に働けていない人が多すぎる。
これは実際に働いてみたら、そう思わせる気持ちが分かりました。
多分人に寄りますね、期待と現実の違いみたいなものですかね。

 

ざっくりAmazon倉庫の仕事内容

僕が勤務しているのは地元平塚のほど近く、小田原市にある倉庫になります。
Amazon小田原FCの紹介動画がこちら。

 

倉庫というくらいなので大量に商品があります。
倉庫業務って基本的に、「入庫」「出庫」です。
すぐに出荷される商品であっても上記の工程は必ず通ることになります。
それに付随して入出庫管理や在庫管理などの管理業務が発生するのですが、
僕らバイトの人間にはこの管理業務は無縁です。

 

小田原FCは延べ面積が20万㎡もありますので、すべての商品はデータベース管理されています。
守秘義務がありますので詳しいことは書けないのですが、
パブリックにできる情報としては以下の動画が詳しいのではないかと思います。
おおよそこの動画の流れにそって商品を取って行く形になります。

 

 

とにかく歩きます

入庫にしても、出庫にしても動画に出てきた「スキャナー」を一人一台所有して、
ピッキングするべき商材の指示を常に受けて仕事をしていきます。

 

Amazonは商品をカテゴリー分けせずにバラバラに商品を入れています。
とあるロケーションに固定してしまうと、カテゴリー別の商品の数もバラバラになってしまうため、
効率の良い収納ができなくなってくる、というのが理由かな、と勝手に考えています。
入れられるところに入れていく、方が判断ポイントが少ないのもありますね。

 

入庫はスキャナーを使って、「ここに商品を入れるよ」という情報を登録しながら入れていきます。

逆に出庫は注文内容に合わせて、スキャナーに商品ピックアップのリストが随時送られて、
入庫の際に入力した位置情報を元に商品をピックして行く形です。

 

基本倉庫のピッキング作業は上記のスキャナーに送られてくるピックアップすべき商品を
勤務時間いっぱいまで取り続ける、というのが基本仕事になります。
頭で考える・判断することはほとんどないため、黙々と無心で働けます。

 

最初は広大なスペースのため商品棚の番地に向かって迷わず行くのは難しい。
番地が頭に入ってても、いざ商品をピックアップする際にどれが対象の商品なのかを判別するのが難しかったりします。
慣れてくると商品は予測ができるようになってくるので、やっぱり慣れですかね。

 

スペースを考えると1日1万歩以上は歩けます、
かなりの運動量になりますのでウォーキングしてお金がもらえると思えば、
ちょっとやる気が出るかもしれません。
歩くのが苦手な人には向いてないのかもしれません。

 

厳重なセキュリティ、厳格なルール

Amazonは安価なものから高額なものまで様々な商材を扱っています。
大きさもポケットに入るものから大型のものまで様々です。

 

そのため、倉庫を退出する際にはそれなりのセキュリティチェックを受けることになります。
よく空港のチェックインの際に検査されるあのイメージですね、
引っかかってしまうとかなり面倒なチェックを時間をかけて行われるので、一番気を使うかもしれません。

 

また倉庫内は携帯電話は持ち込み厳禁なので必要なもの以外は全てロッカーへ預けて仕事場にいきます。
持ち込みできるものもかなり制限が厳しいです。
Amazonが在庫管理している商材は普段我々が使っているものがほとんどだったりしますので、
疑われる可能性のあるものはほとんど持ち込めないです。

 

また仕事をする上での厳格なルールも存在し、
これは実際に働く前にオリエンテーションの形でみっちりと教え込まれます。
基本経験者であっても教育を受けていないものを取り扱うことができないので、
カッター、ハサミなんかも倉庫内では認定者以外は利用することができません。

 

自由奔放に仕事がしたい!
という方にはちょっと窮屈に思うのかもしれません。

 

常に見られている恐怖感

またスキャナーから得られる仕事量を1人1人全てチェックされています。
つまり仕事をしていない時間がはっきりとデータとして出てしまうので、
サボっているとすぐに見つかってしまいます。

 

休憩以外の業務中にお手洗いに行くことも原則禁止になっています。
「原則」となっているのは、そうは言っても体調などの問題もあり、
どうしようもないこともあるので、その際には声をかけて行ってね、ということですね。
なのでそれ以外については作業していない=サボっているという判断が下されます。

 

個人個人に割り振られる作業リストはすべて管理されているので、
この商品をピックしたら次はここに行く、という形で行動するルートがあらかじめ計算されています。
なので、次の商材のピックまで20秒程度でピックアップできるのに、
5分ピックされないと何かおかしい、ということになるんですね。

 

最初どこにいてもすぐに見つけられて声を掛けられるので不思議だったんですが、
こういうことだったんだなーと理解しました。

 

ずっと見られていることが監獄を連想させるんだと思いますが、
仕事を監視されているのが苦手な人には向いてないのかもしれません。

 

 

時間あたりの仕事量が評価される

あらかじめ計算ができるということは、
1日あたりの期待(Plan)に対して実働(Actual)がどの程度だったか、仕事量をパーセンテージで割り出すことができます。
この値を参考にしながら、仕事ができる人、できない人をシビアに仕分けしています。
仕事ができない人にはできるようになるまで教育が入るので、
いやでも仕事はできるようになります。

 

この辺りは日本的な考え方ではなく、成果主義なんだと思います。
単純にピックアップ数だけで評価されていたら長い時間働いていた人が有利になりますよね。
だらだらと長い時間働いて数を稼ぐよりも短時間で同じくらいの成果を出せる人間を評価する。

 

実にわかりやすいです。

 

この仕事量は日々ランキングで全員分が表示されているので、
誰がどのくらい仕事をしているのかが一目瞭然です。

 

働いた時間に関係なく、一人一人の仕事量が評価されますので
そこにやりがいを見いだせれば面白い仕事かな、と思います。

 

残業見越してだらだらと働きたい気質の人には合わないかもしれません。

 

 

個人プレーだけどチームプレー

上記で説明した評価体制ということもあり、
数字を追いかけている人とそうでない人は動き方を見ていてすぐにわかります。
ただ数字を追いかけるがあまり、ルールを無視してしまう人が出てくるのは否めません。

 

Amazonの倉庫は広大でかつ、効率よく商材を収納するため、
商品棚間のスペースは最低限の通路しか用意されてません。
また棚自体も人の背よりも高いので見通しも悪い。
そのため、スピードの出しすぎや確認を怠ったりすると事故の危険性が高まります。
車の運転と同じですね。

 

フィールドには様々な仕事をしている人が常時1000人以上いるため、
数字は個人のプレーでありながらも倉庫全体の生産性を上げるためには、
協調性が必要になります。
なのでルールを無視してまで数字を追いかけることはナンセンスだな、と。

 

多くの人が働くということは、人と人とのコミニュケーションも少なからず発生します。
黙々作業といえども、人間として社会人としては最低限のスキルは必要になりますよね。
これはどんな仕事でも一緒だな、と感じています。

 

ちょっとしたコミニュケーションが苦手な人には、
やだな、と感じる部分はあるかもしれません。

 

ただ、いずれはなくなる仕事

昨今AIの話題が尽きないですが、
この仕事の領域においても積極的に取り入れられていくと思います。

 

人間は長時間働くことによってだんだんと集中力を欠いていきますし、
時間が経つにつれ記憶も曖昧なものになっていきます。
人の判断の基準も明確に数値化できないものについては個人の見解に委ねられます。

 

仕事量のところで、あらかじめルートが決められていると書きましたが、
棚と棚を行き来するにあたりどういうコースどりをすると最短で行けるのかなど、
この辺りは指示されることがないので個人の判断に委ねられます。
時間は皆に平等なため、この判断によって仕事量がかなり変わってしまいます。

 

Amazonに限らず様々な企業が倉庫の管理業務をロボット化しています。

 

ニトリに導入されたロボットストレージシステム「AutoStore」なんかもそうですね。

 

扱える商品の大きさは限られてしまうと思うんですが、
それはそれでまた別の方法で自動化することができるので、
製品の生産から出庫までをロボット化することで、人間はより人間にしかできないことに
集中していくことができるようになります。

 

ただ今の時点では、ロボット倉庫の入口と出口は人間が関わっており、
人がロボットのスピードについていけないのが課題らしいです。
それもそうですけどね。

 

決められた定型作業をロボット化、+αでAIを導入することで、
過去の経験、人間の判断を蓄積して新たな結果を生み出すことができるようになります。
定型ではない人の手書き文字を読み取ったり、定型文で収まらないチャットで会話に対応したり、
単純な自動化ではできなかったことがAIを使うことにより可能性が広がります。

 

この仕事は近い将来無くなります、厳密には人間が関わる部分が非常に少なくなる。
ただ膨大な雇用を生み出すことができ、それによって助けられる人も多くいます。
今は「あえて残されている仕事」なのかもしれません。

 

視点を変えればこんなに面白い仕事は無い

僕は元々運動不足解消のために月に数回足を運んでいるのですが、
誰でもできる仕事であるがゆえに言い方を変えれば代わりはいくらでもいることになります。

 

自分としては、その割り切りがちょうどよくて
楽曲制作の仕事が忙しくなったら不定期なシフトにしてもらったりして対応ができるし、
無駄な残業もなく、時間がきたらバサッと終了できるところがいい。

 

あとどんなに忙しい時期になろうが個人にかかる負荷はいつもと変わらないです。
結局忙しくなるとフィールドに投入される人が増えるだけなので、
個人的にはいつも通りの仕事をこなすだけになります。

 

ガチガチにルールが決まっていますが、全て必要なことですし、
いい運動になっていると思えばそんなに苦でも無いと感じています。
商品を探すのも宝探しみたいで面白いですし、
当たり前のことですけど指示された場所に必ず目的の商品がある、
「おぉ、本当にあったよ」と感動してしまいます(変なやつですかね)

 

物流に興味がある自分にとっては、Amazonの仕組みには関心しますし、
働くうえで改善できたらなーって思うところ、それをどうやったら実現できるのかな、とか、
やるやらないは関係なく考えるのはちょっと楽しい。
どうやったらフィールドで働く人を能動的にできるのか、とか。

 

いつまで続けるかはわからないですが、
働きたい時に働けるのであれば、今のところ辞める理由がないなーという感じです。
無理にオススメはしないですけど、気になっている方がいらっしゃれば参考になれば幸いです。

 

それでは。
T.K.Works 上村敏仙

 

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